パートナー会社 訪問シリーズ②
~株式会社日送 編~

私たちコクヨロジテムが目指すサービスのカタチ、『感動納品』。(※1)
安全かつ円滑に、そして真心を込めて、コクヨ製品をお客様にお届けできる秘訣。
それは「パートナー会社」と言われる、私たちコクヨロジテムと長年一緒に歩んでくださっている、 全国各地の協力会社の存在です。

ご注文いただいたお客様を想いながら、これまで学んだ商品知識、長年蓄積した多種多様なノウハウや細やかな工夫を駆使して コクヨの家具製品が無事、お客様のお手元に届くその時まで 日々、奮闘してくださっています。

2020年のオリンピックイヤーを迎えるにあたり、栄えある第2弾独占インタビューは、現在、東京を中心にご活躍中の
株式会社日送の皆さんです。

今回のインタビューは、代表取締役会長 多田 節子様、社長 多田 有一様 親子をはじめ、
3名の従業員(須藤さん・町田さん・磯崎さん)にもご参加いただき、初めてお会いする方も思わずホッとする、そんな温かい 家庭のような雰囲気で行われました。

「コクヨロジテムと歩んできた長い歴史」や「社内の人財不足への危機感~人財育成の秘訣」、「今後、目指す自社の姿」など、 今回、初めてお話いただいた内容に加え、自社のコミュニケーション術や現場での実際のエピソードなど惜しみなく語っていただきました。

(※1) 『感動納品』…私たちコクヨロジテムが目指す、この空間価値を実現するコクヨの商品をお客様にお納めする際にあるべき姿を象徴する言葉です。

<企業概要>
社名: 株式会社日送
事業内容: 一般区域貨物自動車運送業、産業廃棄物収集運搬業、
オフィス家具・OA機器販売業、内装仕上工事業、事務所移転・引越し作業
設立: 昭和53年7月

以前にコクヨフェアの宣伝にもご協力いただいた「KOKUYO」ロゴがペイントされたトラック


Q1. 今回、初めて「取材」という形でインタビューをお受けいただいたのですが、まずは御社の社員様の様子や、
コクヨとのお付き合いに至る経緯を教えてください。


A1.  多田有一社長、以下 社長)
会社の様子・雰囲気は、言うならば、「お母さんと子どもたち」といった感じで、家族のような会社ですね。
業務内容としては、大型案件の納品、小口の共配を担当させていただいています。

多田節子会長、以下 会長) 
コクヨとのお付き合いは、もう40年以上になりますね。始めは他社のお知り合いの会社からご紹介、お手伝いという形で
始まったのを記憶しています。そこから昭和63年にコクヨロジテムとの取引が本格的に始まりましたね。
会社としての歴史は、昭和50年に創業して、現社長(多田有一様)が誕生する、昭和53年頃に株式会社になりました。
私は食事を作ったり、作業着を縫ったりして、懸命に社員のサポートをしていました。社長が幼い頃は、
ドライバーの社員と一緒に夕飯を食べるのが当たり前でしたし、家庭と仕事場が常に一緒という感じでした。
今も変わらない雰囲気ですね。

Q2. 社員の皆さんが活躍できるように、会長・社長ご自身が心がけている点はどのような点ですか?

A2. 会長)
本当に嬉しいことに、20年以上長く働いてくれる社員もいて、平均10年以上頑張ってくれる社員ばかりです。ありがたいですよ。
時代や環境は変わりましたが、社員に対して想っているのは、常に仕事に対しては「ONE TEAM」であること、ですね。
社員とは家族のように支え合うチームでありたい、と考えているんです。

A2. 社長)
 どれくらい家庭と仕事場の距離が近いか・・・というと、実家と会社が石神井にあった子どもの頃は大好きだったおもちゃが
トラックでつぶれてしまった出来事があるくらい!(笑)家と仕事場が一体化していましたし、懸命に働く大人達を
当たり前に見て育ちましたね。家庭と会社が一体であるように、社員と常にたくさん話をして、笑って・・という毎日ですね。

取材時はちょうどラグビーW杯開催期間中。インタビューにもあった「ONE TEAM」で頑張る皆さんの笑顔


Q3. 家庭と会社が一体になった環境で皆さんに見守られて成長された社長からご覧になって、会長はどのような方ですか?
また社長ご自身が社員の皆さんとの仕事を通しての信頼関係で大切にしていることがあれば、教えてください。


A3. 社長)
会長は優しい人ですが、仕事では本当に厳しいです。
仕事には嬉しいことも、厳しいこともありますが、厳しい仕事でも決して背を向けず、責任を取る姿勢は本当に勉強になりました。
社長となった今は、社員には、「お客様や仕事でご一緒する方のそれぞれの立場や気持ちを少しでも寄り添えるように」、と 思っていますね。働いてくれている社員に対して、自分が気を付けているのは「元気に」、それから「率先垂範」ということでしょうか。
現場で一緒に仕事をする際も、どこで誰がどのような仕事をしているか、常に気を配りながら、仕事しています。

(社員の皆さんから「社長はとにかく元気!どこに誰がいるかを社長は把握しながら、仕事していますよ!!」との発言で皆さん笑顔に。)

Q4. では、働いている社員の皆さんの目線で、社内の様子や仕事上で心がけている点を教えてください。

A4. 社員:須藤さん、町田さん、磯崎さん)
「話しやすい」「日頃のコミュニケーションが多くて、居心地の良い会社」でしょうか。
本当に社内のみんなと、会社でも、現場に向かう車中でもたくさん会話をしますね。
もちろんこれから向かう現場のことも入念に話し合いますが、「こうしたい」という自分の考えや、「困ったなぁ」という相談も頻繁にします。話せる信頼関係がある、ということが仕事にも活きているなぁと思います。
ちなみに、仕事が終わっても、どことなく集まってきて結構話し込んでしまった!なんてことは日常茶飯事です(笑) 

Q5. 「仕事でこだわっていること、気を付けること」、「自社の強み」だと考えてらっしゃることはどのようなことですか?

A5. 社長)
こだわりは企業秘密でもあるんですけど(笑) 仕事上で心がけている点とすれば、「良い現場を創る」ということですね。
「良い現場を創る」には、アルバイトや外注の職人さんには、
「多くのことを伝えるより、その人に合った指示を社員が感じ取って伝えること」ですね。不慣れなことを担当してもらう、
多くの指示を出すよりも、結果的に現場でのミスを減らし、事故を防止することができるんですよね。

社員:町田さん)
派遣やアルバイトで来てくれるスタッフには、楽しく仕事してほしいと常日頃、思っていますね。

社員:磯崎さん)
アルバイトで来てくれたスタッフには、〝次も日送さんで楽しく仕事できるな!“と思ってもらえるように、
細かく気を配ったり、接し方も毎回、考えますね。そうやって楽しく働きやすい環境を創り出せば、アルバイトのスタッフでも
「次は何やりましょうか?」と率先して仕事を聞きに来てくれたり、「また来ました!」と繰り返しアルバイトに応募して来てくれるスタッフもたくさんいるので、とても嬉しいし、やりがいを感じますね!

インタビュー中も、「コミュニケーション」「チームワーク」の良さが随所に出て、笑顔あふれるお話でした。


Q6. 良い人財に集まってもらえる秘訣は、どのような点でしょうか?

A6. 社長)
「現場の雰囲気を創り出す」・・・その時の我々の雰囲気づくりが大切だと考えていますね。
たくさん現場があるので、社員が作業責任者・作業責任者サブで、アルバイトや派遣スタッフがたくさんいるという現場で 「現場の雰囲気」はとても大切だと思っていますね。


社員:磯崎さん)
コミュニケーションが苦手なスタッフも多くいるが、仕事を楽しんでもらえるように
私たち社員が「自分たちから心を開く」、「自分たちから話しかける」、そんな当たり前なことですが、とても大切にしています。

社員:町田さん)
その日だけ一緒に仕事をするスタッフかもしれませんが、指示出しだけでなく、社員も一緒にやってみる、など工夫することで
気持ちよく・楽しく仕事をしてもらおうと思っています。


Q7. 毎回変わる「現場」の雰囲気を「創り出す」、そのノウハウは社内の育成の場ではどのように教えられているのですか?

A7.  社員:須藤さん、磯崎さん)
敢えて「教える場・話し合う場」を作っていません。それぞれの現場での作業責任者の動き方、声の掛け方など
「良い例」を、作業責任者サブに就いた者が次の現場に取り入れる形で社内に広がっていっているんだと思います。
私たちも無意識なのですが、先輩の良い姿をDNAとして、次の現場では「自分らしさ」のプラスアルファのエッセンスを入れて、
より良くしていっている感じ
でしょうか。アルバイトや派遣スタッフからすると、私たち日送は「たくさんの中から選ばれる立場」なので、
やはり「良い現場の雰囲気」はすごく重要だと思っていますね。
 
社長)
「良い現場の雰囲気」を意識し出したのは、10年ほど前です。「人財不足がいよいよ避けられないんじゃないか」と、
社内でそんな話し合いをした時期がありました。ドライバーやアルバイトが不足する・・・そうなった時、今までの
日送のスタイルは 「個人スキルの高さ」でしたが、それでは太刀打ちできなくなる時代になる。
そこで大きな考え方の転換を決めました。

スキルの高い少数精鋭だけでは、現場の仕事は回らないということを理解して、アルバイトのスタッフにどのように働いてもらえば、スムーズにいくか・・それをひたすらに考えてこだわっていこうと決めました。
「メインは社員だけではなくなっていく」ので、社員自らの組立技術の高さはもちろんのこと、目配り・気配りの必要性を感じてますね。 長くかかりましたが、これが日送なんだ!というブランドになったら嬉しいです。

信頼関係は日々のコミュニケーションが大切、これからも会社のみんなイチガンになって頑張りたい、とお話されていました。


Q8. コクヨ・コクヨロジテムとの長いお付き合いの中で感じる想いは?

A8. 社長)
高校を卒業して日送に入社する前に3か月間、研修に参加した時も、コクヨロジテムの方には「兄」のように
温かく接していただきましたね。堅苦しくなく、昔から温かい人柄で公私ともに今でも色んな話をしますし、
教えてもらえることが多くてありがたいです。

会長)
歴代の社長さんや役職、社員の方は、会社の事務所へ足を運んでくださる方が多くて、気を掛けていただいて嬉しいですね。

Q9.私たちコクヨロジテムへこれから期待していることはどのようなことですか?


A9. 社長)
コクヨの「イチガン」というスローガン、好きなんです。もっともっと「イチガン」になりたいですね!
我々、日送だけでなく、同業の会社との交流の場や、意見交換の機会を積極的に、強固なものにしてほしい。
パートナー会社を集めた全体会議でも、パートナー会社同士、そしてコクヨロジテムとパートナー会社の関係強化は仕事の上でも、 非常に有効だと思っています。現場を知る、そして客観的な視点での意見交換を「イチガン」となってやること、
その真意をもっと深めていけると思いますね。
会長)
意見交換の場も、主催側・参加者側のパートナー会社ともに、もっと厳しく積極的な意見を求めていいと思いますし、
似た事例を共有すれば大切な財産になると思うんです。コクヨロジテムの皆さんも現場を知っていただいて、
相互に勉強になると思いますね。情熱をもって率直に、忌憚なくお話できることが大切だと思います。
歴代社長の中には「僕には志があります。教えてください!」と情熱をもって、足繁くいらして、お話させていただいたこともありましたね。
   

コクヨからの感謝状を手にした社長(左)・会長(右)。映画やドラマでも、ふとコクヨ商品を探してしまう、と笑顔で語っていました。


Q10. これから日送として、チャレンジしたいことはどのようなことですか?

A10. 社員:磯崎さん)
色んな仕事をさせていただく中で、大型案件になると他社との関わりも非常に大切になってくると思います。
そうなった時に、自分たちのスタイルにこだわりすぎずに、良いところを反映し合って柔軟に対応していけるようになりたいと考えています。
長期間の現場でも同じ日はないので、先輩の背中を追いかけながら、自分のスキルを上げていきたいですね。

社長)
現場で頑張る人間のゴールは「良いものを創ろう!」と思って、取り組んでいるんです。
色々な会社、担当があるので、柔軟に、楽しく良いものを創りあげていくことが大切ですよね。

社員:町田さん)
これまで通りに頑張りたいと思いますし、後輩社員のみんながより働きやすい、より楽しい職場環境へ整えていきたいですね。
(磯崎さんから 「町田さんはいつもトラックですれ違っても、手を振ってくれる、どんな時も気づいてくれる優しいんです!」との一言も)

社員:須藤さん)
現場って、1つとして全く同じ現場がないので、それぞれの現場で何か1つでも学びを持ち帰って、次の現場へ繋げていきたいです。 人も、扱う商品も違うので難しいですが、自分が心がけているのはそれぞれの現場準備として、必ず戦略を持っていくことです。 もちろんその戦略が上手くいく時、上手くいかない時がありますが、そう考えるきっかけは社長のふとした問いかけでした。
工程や人数を算出して戦略を練ってから取り組む重要性を、その場で一緒に社長が計算してくれたことから教わりました。

会長)
(須藤さんは)とにかく資料・マニュアルをよく読んでから現場へ行くんです。
自分でイメージして現場に入る真摯な仕事、スタッフ間の連携まで気を遣って、
すべてをイメージして取り組んでくれるので安心して任せられますよ。

社長)
社員のみんなが健康で、安全に働いてもらいたいと常日頃、願っています。
現場では「できない理由」を並べずに、柔軟に対応できる組織、現場創りに向けて努力したいと考えています。
それぞれの会社や担当の方の気持ちや意見を尊重して、人間力の高い、良い現場を創りだせる会社にしたいですね。

会長)
40年以上、この仕事に関わってきましたが、自分が「子育て」と「会社育て」を一緒にやってきました。
年齢や経歴に関係なく、「社会の一員」を育てていく大切な役割を担っている、と考えていますし、
日送で働いたことで「日送でこんなことを教わった!」と感じてもらえる、意味のある会社でありたいと願っています。
社会の一員としても、助けていただいた方に恩返しできるよう、頑張っていきたいと思っています。

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